私は、企業名は公開しませんが、某有名な財閥系の電気メーカーに勤務している55歳の男性です。私がこの会社に不満を持ち始めたのは、30歳をすぎた頃からでした。主なきっかけは、主任への昇格です。私は、当時は、会社の業務をたくさん効率化して生産性をあげていました。能力を買われて人よりも早く出世するのではないかと期待していたのですが、そうはいきませんでした。
一言で言うと、年功序列なのです。先輩より早く昇進試験を受けることはできない体質でした。そのため、いくら仕事に熱を入れても、昇進が早まることはなく、徐々に仕事への熱意も冷めてしまいました。そして、主任になるときも、課長になるときも、こんなこと業務で必要あるか?と思うような試験を受けさせられるところもイヤでした。上司に質問してみると、それが決まりだからと言う回答で、学校か?と思ってしまいました。
特に、課長昇格試験の時には、エンジニアである私も、労働基準法や経理などの会社経営にまつわる知識、マネージメント知識、マーケティング知識などのペーパーテストがあり、うんざりしていました。しかも、点数が悪いと、目の前で机を打った書かれて大罵倒を受ける事件もあり、ホトホトイヤになってしまいました。